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第30週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)手足口病 2)新型コロナウイルス感染症 3)ヘルパンギーナでした。
手足口病の定点当たり患者報告数は12.81人と前週(13.22人)から横ばいで、例年より高いレベルで推移しています。
新型コロナウイルス感染症の定点当たり患者報告数は9.00人と前週(9.84人)から横ばいでした。
ヘルパンギーナの定点当たり患者報告数は4.22人と前週(4.54人)から横ばいで、例年より高いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“伝染性紅斑の報告数が増加しています!”について取り上げました。
伝染性紅斑は両頬に紅い発しんが現れるのが特徴的な感染症で、一般的には「リンゴ病」とも呼ばれています。近年は、新型コロナウイルス感染症の流行の影響により報告数が激減していましたが、今年は第23週(6月3日〜9日)以降報告数が増加し、第30週(7月22日〜28日)には定点当たり患者報告数が1.27人となりました。特に中原区で3.50人、宮前区で2.17人と流行発生警報基準値(2.00人)を超えています。
微熱やかぜ様症状で発症し、1週間程度経過すると発しんが現れますが、この時期にはすでに感染力はありません。予後は良好ですが、妊婦が感染すると、胎児に浮腫が生じる胎児水腫等を引き起こす可能性があります。妊娠中は、かぜ様症状がみられるお子さんとの接触を極力避けましょう。
感染症情報(令和6年第30週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html
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