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30日は、午後から市内のバス事業者2社を訪問。これから進む高齢化の中で免許返納者が増えること、公共交通の利用減少によりバス路線の維持が難しくなることなどを考えると、地域で暮らす市民の皆さんの日常的な移動の「足」となる公共交通の確保は、極めて重要な地域政策課題であり、全国各地で様々な取り組みが行われています。私のマニフェストにおいても、この地域交通の問題は明確に取り上げており、すでに小田原市で取り組んでいる政策に加えて、より恒常的な形での公共交通手段の確保を目指す考えです。
その際、連携と協力が不可欠となるのが、小田原市内の公共交通を支えて頂いているバス事業者の皆さん。昨日はその中で、箱根登山バス本社と伊豆箱根バス小田原営業所を訪問、意見交換と今後への協力要請をさせて頂きました。
両社のバス路線は、小田原市民にとってはなくてはならない生活の足。市民の利用頻度の高い路線がある一方で、乗車率が極めて低い路線もあり、かねてより市として公共交通の利用促進策を行っていますが、めぼしい成果には結びついていないのが現状。昨年度より始められた、バスチケットへの助成策である「おだチケ」も、利用者の満足度は高いものの、それでもニーズに応えられているとは言い難い状況です。
市としては、松田町などが取り組んでいるAIオンデマンドバスの導入に向けた検討を始めていますが、誰もが使いやすい公共交通システムについて、今後バス事業者とも連携し、研究を進めていく予定です。両社とも、しっかりと連携していただく旨、お応えくださいました。
それにしても、両社が口をそろえて仰っていたのは、バスの運転士不足の深刻さ。路線の維持・強化をしたくても、それがままならない現実があります。地域を挙げて協力していく必要を痛感しました。
夕刻、神奈川県県西地域県政総合センターの柳瀬所長以下、幹部の皆さんがご来庁。神奈川県の令和6年度の予算の概要について、ご説明を頂きました。これは、私の就任が5月であり、通常は2月に県庁にて行われる県内各市長への予算概要説明会に出席できていないことへの配慮として、特別に設定してくださったものです。
県と市は各種事業の執行において緊密な連携をとっており、予算においてもある意味役割分担しながら公共サービスを支えている関係ですので、相互にどのような予算組みをしているかの確認はとても重要。たいへん有難い機会でした。
またこの日は、久しぶりに100歳長寿のお祝いに。東町の小澤コマさんをご自宅にお訪ねし、お祝い状と花束の贈呈をさせて頂きました。お元気そうで何よりでした!
夕刻には、ODAWARAバリアフリーネットワークの皆さんが来室。週末の8月3日に予定されている「みんなでMIYUKI BEACH」のご案内を頂きました。御幸の浜にて、障がいのある人たちにも海に入ってもらおうと、同ネットワークの皆さんが中心になり、大勢のボランティアが協力する企画。私も海に入れる格好で参加しようと思っています。
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