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8月に入りました。連日の酷暑に加え、雨が全く降らないため、野山はカラカラに乾ききっていましたが、昨夜は短時間ながらザーッと降り、大地も一息といったところでしょうか。お盆休みあたりにかけて、花火大会やみなとまつり、各所での納涼会など、夏ならではの諸行事が立て込みます。暑さの中ですが、大いに賑わい、人々の交流が深まって、地域の元気へと繋がっていきますよう。
31日、朝一番で地域の労働団体である小田原・足柄地域連合および小田原・足柄地域労働者福祉協議会の皆さんが来庁。両団体幹部の皆さん方と市長就任に伴うご挨拶をさせて頂くとともに、これから取り組んで行く市政の方針などについてお伝えし、意見交換をさせて頂きました。前の任期中もしっかりとした連携を築かせていただきましたが、時代と社会の状況変化も踏まえ、改めて関係強化をしていく旨、確認がされました。
続いて、「鎮守の森コミュニティ推進協議会」の皆さんが来室され、酒匂川水系保全協議会60周年を記念して製作された絵本「みんなのさかわがわ」の寄贈と、製作経緯などについてのご報告、今後の活動における連携などについて意見交換。
「鎮守の森コミュニティ」構想は、京都大学・人と社会の未来研究院教授である広井良典さんが提唱されている、地域コミュニティ再生に向け、自然と人、人と人との絆を取り戻そうとする理念であり、活動の提案。人口減少の局面を前向きに捉え、地域社会の再生に向けた本質的な提言を続けておられる広井教授には、以前も市役所にて部局長向けにレクチャーをして頂いた経緯があります。今回のご縁を機に、再び広井教授やそのお仲間の皆さんとの交流が生まれていきそうです。
伊豆箱根鉄道の伍堂社長ら、同社の幹部の皆さんもご来室。大雄山線は来年で開業100周年を迎えるとのことで、記念行事や各種キャンペーンなどが企画されているようです。私たちにとって日常の欠かせぬ足である大雄山線も同社の基幹路線。災害にも強く遅延や運休がほとんどない大雄山線の運行について、あらためて感謝をお伝えし、今後の地域公共交通の充実に向けた連携・協力もお願いしました。
午後、横浜へ。関内ホールで開催された、市川團十郎・ぼたん・新之助の皆さんによる舞台「伝承への道」を鑑賞させていただきました。今年5月に行われた北條五代祭りの武者行列に、ぼたんさんと新之助さんが参加され、祭りが大いに盛り上がったことへのお礼と、市長就任のご挨拶、今後の更なる交流のお願いなどを含め、小田原市観光協会の外郎会長にお誘い頂き、伺ったものです。
開演前、楽屋に皆さんをお訪ねし、お礼とともに、今後も小田原とのご縁を大切にしていただきたい旨、直接お伝えしました。團十郎さんとは別室で支度をされていたぼたんさんと新之助さんはそろって通路まで出てこられ、礼儀正しくにこやかに応じて頂きました。さすがです。
その後拝見した舞台では、團十郎さんはもとより、まだ若いお二人の踊りや所作も素晴らしく、これからの成長が本当に楽しみだと感じました。小田原に再びお越しいただけることを願っています。
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