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市長の日記「小田原もあ展、かもフェス ほか」

19日、小田原市議会予算特別委員会の総括質疑が終了。市が提出した予算原案に対し、「分野別市民会議」と「主権者教育」の予算削除を求める動議が提出されましたが、賛成少数で否決され、最終的に原案が承認されました。この結果を受け、25日の3月定例会最終日において、市議会としての予算案に対する採決が行われ、改めて上記2案件に対する討論も行われる見通しです。
 持続可能な地域社会に向け、協働による課題解決の力を高め、未来を担う子どもたちの「主権者」としての力を育てるための予算案。議会の判断を見守りたいと思います。

 20日、まだヒンヤリとした空気が残るものの、すっきりと晴れた「春分の日」。市内で開かれていた催しに足を運びました。

 ひとつは、先日庭園整備などが完了し再び一般公開されている板橋・皆春荘で開かれた、第27回「小田原もあ」展。前の任期の初期に立ち上げた「無尽蔵プロジェクト」のテーマのひとつ「ものづくり・デザイン・アート」の取り組みから生まれた、工芸分野の伝統工芸作家さんと、現代アートの作家さんたちのコラボレーション企画。ものづくりの「も」と、アートの「あ」を繋げて、「もあ」と名付けられたものです。
 伝統を受け継ぎキッチリとした正確な技術が求められる工芸と、融通無碍に自由な表現と独創性が展開される現代アートの、それぞれの担い手の皆さんが交流を重ねることで、予想もしていなかった作品が生み出されています。「芽吹く」を統一テーマとした今回の展示会は、会場となった皆春荘の明るく落ち着いた空間の中で、「もあ」の更なる進化・深化が感じられる、素晴らしいものでした。
 春先の皆春荘の風情と併せ、多くの方々にご覧頂きたい展示会です。両分野をつなぐ役割を果たしてこられた須藤一郎さんもお元気で、担い手間の交流と信頼関係も育っており、これからが益々楽しみです。朝比奈賢さんから頂いた「一円融合」は、市長室に飾らせて頂きます。

​​​​​​​ 板橋から、鴨宮駅北口商店街へ。「『鴨宮暮らしを楽しもう』をコンセプトに、鴨宮をもっと魅力的なまちにする」とのご案内のとおり、鴨宮駅北口商店街を一日歩行者天国にして、商店街の各店舗に加え、コンセプトに共鳴する多彩な分野の皆さんが出店しての、賑やかな路地が出現していました。仕掛け人は、2023年10月に商店街内の空き店舗でレンタルスタジオとコワーキングスペース「かもすた」を開設した、設計の仕事をされている中津川毬江さんと石塚栄樹さん。
 「地域の中ににぎわいがある暮らしの良さや楽しさと言った価値を見直してもらうきっかけに」との思いが、このイベントに結実。周辺には大型商業施設もありますが、徒歩生活圏にこうした賑わいがあり、顔の見える関係があることが、これからの時代には益々大切であり、またそれが魅力となって人々を惹き付け、多様な関係性が育まれ、地域の絆を次世代へと受け継ぐ場になっていくと、私も考えてきました。
 歴史ある鴨宮駅北口商店街でそうした動きが出てきたことはとても嬉しく、ぜひともこうした取り組みが定着し、イベントだけでなく平時のまちの温かさや賑わいに繋がっていくことを期待しています。

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  • 登録日 : 2025/03/24
  • 掲載日 : 2025/03/24
  • 変更日 : 2025/03/24
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