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市長の日記「環境事業センター職員表彰、はたらく美術館 ほか」

コロナが5類に移行したこともあって、今年の忘年会シーズンは昨年末よりも賑やかな気がします。今夜はクリスマス・イブ、街なかも華やいだ感じになるのではないでしょうか。

 23日、午前中は小田原箱根商工会議所へ。年に3回ほど開かれている、会議所および市役所双方の幹部による意見交換会が行われました。新総合計画の策定プロセス、地域自給圏の具体的な進め方をはじめ、小田原漁港周辺の整備、スポーツコミッション、地域防災における協定などがについて意見交換。
 午後は市役所にて、来年度の重点事業についてレクチャーを実施。マニフェストに基づき、市が特に力を入れて取り組むべき事業について、各部長らと内容や進め方を確認。昨日は経済部、企画部、子ども若者部・教育部の事業が対象、今日はまる1日かけて、残りの重点事業を対象に確認をしていきます。この議論を踏まえ、年明けから始まる予算査定に臨むことになります。

 夕方、環境事業センターに勤務する市職員のうち、今年度の各種表彰を受けた職員の皆さんが、揃って市長室に受賞報告に来てくれました。
 環境大臣表彰で笠間拓也さん、全国都市清掃会議会長表彰で北村昌己さん、神奈川県知事表彰で力石貢男さん、県都市清掃行政協議会会長表彰で浅見和之さんと遠藤茂紀さん、県公衆衛生協会小田原支部長表彰で遠藤博之さんと金子尚仁さん。市民生活にとって必要不可欠な、収集から焼却や最終処分に至るまでのごみ処理の諸事業は、多くの職員たちの地道かつ根気のいる働きによって支えられています。こうした表彰の栄に浴する職員はその一部ですが、市の環境衛生分野を支えてくれていることに、改めて感謝の気持ちをお伝えしました。

 コワーキングスペース「ARUYO ODAWARA」では、昨日から企画展「はたらく美術館」が始まりました。「世界一小さい美術館」として有名な「すどう美術館」館長の須藤一郎さんが長い年月をかけて収集された美術品を、多くの人たちに観て頂こうと発案された企画で、「ARUYOスタッフが直感で選んだ名画に囲まれながら、仕事や会議を楽しんでみては?」との触れ込みの通り、コワーキングスペースの中にアート作品が展示されたステキな空間が生まれていました。同時に書道家の長久保靖子さんによる書などの展示も。
 須藤さんは美術館の運営を通じて数多くの芸術家と交流を育む中で、優れた作品の収集も続けてこられました。その点数は相当なものになっていますが、すでにご高齢ということもあり、今後の管理や保全で悩んでおられたところ、㈱Hameeの樋口敦士会長がそのコレクションの大半を個人的に引き受けて下さった経緯があります。収蔵しておくだけでなく、より多くの人たちに観てもらいたいとの、須藤さんや樋口さんの思いを受け、ARUYOスタッフの森重太良さんらが企画してくれたものです。
 経緯としても、またコワーキングスペースとアート作品の融合空間の出来栄えとしても、素晴らしい企画。明日25日まで、10時~20時、入館無料。ぜひ多くの皆さんに触れて頂きたいと思います。

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