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市長の日記「能登半島への豪雨」

3連休が明けた今朝は、涼しさというよりも肌寒さで目が覚めました。台風14号絡みの前線が南へ下がり、一気に大陸の冷たい空気が入り込んできたようです。平年並みの気温なのだと思いますが、あまりの格差に、秋がすぐに終わってしまうのではと心配になります。
 この連休、前線がかかった日本海側から東北にかけては、たいへんな豪雨災害となり、特に1月の震災の傷も癒えていない能登半島には、まさに追い打ちをかけるような過酷な雨量に。テレビで報道される画面から、被災地の皆さんのやりきれない思いが痛いほど伝わってきました。
 東日本大震災のあと、小田原からは相馬市に災害復旧支援のボランティアバスを、毎週一便、7月まで派遣しました。今回の能登半島の被災地の皆さんの支援に、何か手伝えることはないのか?親しくしている富山県の某市長に連絡し、現地の様子や、支援活動の可能性などについてお尋ねしているところです。ともあれ、今は義援金などの活動を通じて、被災地への思いを届けていきたいと思います。

 小田原でも前線の影響でいっとき風雨が強まりましたが、3連休に様々な催事が行われました。
 21日、「国際スポーツ&ウェルネスウィークエンド関東」のイベントが、国府津のBLEND PARKにて開催。世界160か国、国内500か所以上で同時多発的に開催された、人の心身の健康、地域の健康、地球の健康の実現を目指すイベントで、国府津では早朝ヨガやビーチクリーン、相撲エクササイズなどが行われました。
 このイベントを統括するワールドウェルネスウィークエンド(WWW)の代表であるジーン・ガイ氏が国府津会場に来られ、日本でも特に熱心に活動している小田原の取り組みに対し、表彰を頂きました。杉山大輔さんと共に、その賞を受け取らせていただきました。

 同日午後は、小田原ライオンズクラブ主催のイングリッシュ・スピーチ・コンテストが、生涯学習センターけやきにて開催。今年で40回目となる今回、地元地区の高校生たち20名が参加。私も聴かせて頂きましたが、英語力もさることながら、スピーチに盛り込まれた様々なテーマも素晴らしかった。意義深い事業を続けてこられた小田原ライオンズの皆さんに感謝と敬意を表したいと思います。今はコロナ後で途絶えている海外との交流事業も再開を考えねばと感じました。

 22日、来る3月に開催が予定されている「市民による小田原音楽フェスティバル」の合唱団発会式が、生涯学習センターけやきで行われ、激励のご挨拶に伺いました。「市民ホール建設応援イベント」の名称で続けられてきたこのフェスティバル、今は実行委員会形式で継続されています。9月から3月まで、20回以上の練習を積み重ね、三の丸ホール大ホールでの本番を目指します。合唱団員は、まだ募集をしているとのこと。来年度は20回目の節目を迎えるこの市民イベント、市としても応援していきたいものです。

 23日は、三の丸ホールにて「第7回街道交流会」が開催されました。東海道完成400年を記念してのイベントで、城郭に造詣の深い落語家の春風亭昇太師匠をはじめ、専門家の皆さんが登壇してのトークや講演、活動報告など盛りだくさんの内容でした。昇太師匠の人気もあって、会場はほぼ満席。日本遺産にも認定されている「箱根八里」の玄関口である「小田原宿」の価値や意義を、改めて学ばせていただきました。

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