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市長の日記「酷暑もひと息」

昨日は小田原でも午後からスコールのような土砂降りがあり、夕刻には晴れ上がって、涼しい空気が入り込んできました。この夏、毎晩扇風機を回さないと眠れない夜が続いていましたが、昨夜は夜半から窓を閉めたくらいで、明け方は高原の朝のような爽やかさ。外からは、蝉の声と虫の声が入り混じって聞こえてきます。
 台風10号の進路と進み具合は日々変わってきており、今朝の情報では小田原付近に影響が出るのは31日くらいまで延びたようです。ともあれ、列島への上陸は避けがたいと思われますので、被害が大きくならないことを祈ります。
 
 23日は、庁内で重要な会議がいくつか続きました。 地域担当職員の配備などを通じ地域活動への支援体制強化を目指す地域コミュニティ分野。今後の民間開発の動向を見据えた中心市街地を巡るまちづくり分野。再生可能エネルギーの地域自給を目指し取り組んでいるエネルギー分野。食料生産や生物多様性などの観点に立った市内農地保全策の検討、など。いずれも、これからの小田原にとってたいへん大事なテーマであり、各分野に深くかかわる民間の皆さんとの信頼と連携を大切に育てながら、丁寧に進めていくことになります。
 また、民間団体の皆さんより、公文書管理の在り方についてのご提言を頂きました。このところ本市においても、公文書の取り扱いについて課題が指摘されている状況にあることから、総務課にて検討をすることとしました。
 道路行政で緊密な連携を取らせていただいている国土交通省横浜国道事務所の宮本所長さんも来室。県内各地での道路行政の進捗状況のほか、能登半島で行われてきた道路啓開作業から考える県西部の課題などを共有。
 弘前大学教授として活躍されており、小田原市総合計画審議会の委員もお願いしている平井太郎さんも来室。彼も参画する総合地球環境学研究所の活動の一環で、全国各地のフィールドで研究が進められている、農業地域の持続可能な振興策や、それを支援するための諸制度の検討についての報告を頂きました。小田原がそうした研究の対象になる可能性があり、連携を深めていきたいと思います。
 
 24日、61回目を数える神静民報社主催の官公庁親睦野球大会の開会式に参加。県西地域を支える各市町の職員チームに加え、JA、さがみ信用金庫からも参戦、2か月間にわたり熱戦が繰り広げられます。勝負もさることながら、こうした皆さんが野球を通じて親睦を深めることはとても有意義。
 三の丸ホールでは、会員数約1,300名を擁する照心書道会の作品展を鑑賞。ホールの展示室、1・2階のギャラリー回廊、小ホールと全ての展示空間をフルに使われての見応えある作品展でした。
 夕刻は松田の花火大会に伺いました。県西地域の夏の最後を飾る、松田町と開成町の合同イベント。近隣の首長さんや議長さんたちも大勢集い、県の幹部の方もご参加いただいての、和やかに語り合うひと時となりました。

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